注文住宅後悔しないためのポイントについてまとめ紹介しています。
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注文住宅で後悔しないためにできること

これまで注文住宅を建てた人が、後悔した失敗事例から、それを反面教師にして学ぶと、気を付けるべきポイントが具体的に見えてきます。ここでは、注文住宅における様々な失敗事例や後悔していることなどを紹介し、解決策や対処法などを探っていきたいと思います。

「土地」に関する失敗事例から学ぶ!

「土地」に関する失敗事例から学ぶ!

土地に関する失敗①坂道に面した高低差のある土地

道路から奥行30m弱ある土地で、道路から40cm以上高かったため、勾配をつけて仕上げてもらったのですが、予算の関係でややきつめの勾配となってしまいました。雪道走行は慣れていますが、急いでいたのと暗かったこともあり、凍結でスリップさせてしまい、怖い想いをしました。

奥行30m弱あれば、2%の勾配をつけるとちょうど道路より50cmとなります。2%の勾配でも土砂は大量に動かさなければならないのでコストはかさみますが、スリップ事故は命にかかわることなので多少の出費は覚悟しましょう。また、道路舗装も検討してみましょう。

土地に関する失敗②隣家の庭から蚊が出てくる

盆栽が趣味のご主人がお住まいの南側の隣家はお庭に物凄く凝っていて、オシャレなビオトープまで作ってあります。気のよさそうなお隣さんで安心していましたが、いざ住んでみるとビオトープが原因で夏場に蚊が大量発生!蚊取り線香を焚いても虫よけスプレーをしても刺されてしまうので、せっかくお庭があるのに小さな子供を遊ばせることができず不満です。

相手の方に同意してもらい、殺虫剤などを入れてもらいましょう。当人同士ではご近所トラブルなどに発展してしまいそうな場合には、第三者を交え、書面などで合意書を交わすようにするのもいいかも知れません。

土地に関する失敗③土が粘土質で雨が降ると池になる

雨の日に庭の土がぬかるみ、庭全体が池のようになってしまいます。溝を掘って砂利を敷き、水はけは良くなっていますが、土そのものが粘土質なので、雪解けの時期には靴が泥だらけになり、玄関が汚れてしまいます。

砕石を敷けば雨が降って水が溜まっても靴に泥がつかなくなります。ただし、雪かきなどで砂利を寄せてしまうと再び土は出てきてしまうので、毎春、年に一回はメンテナンスが必要です。億劫でも、土地購入前には必ず、雨の日の様子も確認するようにしましょう。

土地に関する失敗④敷地内の地面に廃材が埋まっていた

もともと土の中に以前建っていた住宅の廃材が埋まっていた土地で、売りに出す前に除去作業を売主さん側に行ってもらっていて証明書も出してもらっていました。しかし、実際に住んでみると、庭いじり中に大量のガラス片やコンクリート片が出てくるのです!子供が庭で遊ぶと危ないので不動産屋に連絡してみたところ、土地の売買契約書には「引渡し後、3ヶ月間のみ瑕疵の責任を負う」の文字が・・・。3ヶ月はギリギリ過ぎていたため瑕疵の責任を問えず、土の入れ替え工事費用30万円は実費となりました。

土地の瑕疵責任は売主にあります。引渡し後に瑕疵が発見された場合でも、隠れた瑕疵と言って、買主から瑕疵を改善する対策を求めたり、その費用を請求することができます。しかし、リスクを減らす為に、売買契約において、これに期間をもうけている売主は大変多いのです。売買契約書には必ず一度目を通しておきましょう。

「施工業者」に関する失敗事例から学ぶ!

「施工業者」に関する失敗事例から学ぶ!

施工業者に関する失敗①展示場で早まって契約してしまった

気になっていたハウスメーカーの住宅展示場を見学に行った際、モデルハウスを見てとっても気に入り、ここしかない!と感じ契約をしてしまいましたが、後々金額を提示されてビックリ!そのモデルハウスと同じ仕様で建てようとすると、予算の2倍以上の費用が必要だということが分かりました。結局予算内で家を建てることになり、完成したのはよくあるローコスト住宅のような、正方形で白壁の家。契約時にイメージしていたものとは程遠い出来上がりとなってしまいました。

住宅展示場やモデルハウスなどは大抵「フルオプション」で作られています。特に大手ハウスメーカーは、標準規格であればハイコストパフォーマンスを実現できる反面、ひとつでもオプションをつけると金額が大きく跳ね上がる傾向にあります。同じ予算でも、設計自由度の高いビルダーや工務店の中には、建築家顔負けのデザイン力を持っているようなところもあります。依頼先はじっくり時間をかけて探すようにしましょう。

「間取り」に関する失敗事例から学ぶ!

間取りに関する失敗①暑すぎるor寒すぎる

暑すぎるor寒すぎる

吹き抜けは寒いとばかり聞いていたので、寒さ対策のことしか考えていませんでしたが、夏場になると暖気が上に昇っていき、間仕切りのない2階が蒸し風呂状態です。オープンキッチンからの熱気まで2階に充満してしまうため、エアコンをもう一台検討中です。

外観のアクセントとして、2階のリビングに丸窓を設けましたが、これが西向きのため、夕方になると西日がまぶしく、また夏場は蒸し暑さの原因となってしまいました。

将来、子供が大きくなってひとり部屋を欲しがった時のために間仕切ることができる13畳のプレイルームがあるのですが、南側の窓からしか光が入っていないため、間仕切ってしまった後の北側の部屋は真っ暗になってしまい、とても寒いことが分かりました。

東側の壁に大きな窓があるのですが、どうしても家具配置上そちらにしかテレビを設置できず、朝食の時間帯になると朝日が差し込んでまぶしいため、テレビでニュースを観ながら朝の時間を過ごせず不便です。また、夏場はとても暑いです。

こうした問題を未然に防ぐためには、施工業者に光の入り方などを聞いて線を図面に書き込んだり、暖気や寒気の抜ける線を書き込んだりして、夏は日が入りにくく冬はよく入るような、軒の出が深い設計になるよう心掛けてみましょう。

間取りに関する失敗②広すぎるor狭すぎる

広すぎるor狭すぎる

対面キッチンなので、背面を一面パントリー棚にしました。お皿集めが趣味なので、見せる収納で広々スペースを確保しましたが、奥行きを取り過ぎて、奥に物を置くと取り出すことができず、デッドスペースになってしまいました。今となっては、地震なども怖いです。

リビングを広々取るために廊下や玄関を広くとれませんでした。子どもが大きくなってくると、廊下や玄関にも意外と収納やスペースが必要になってきて、圧迫感がすごいです。間仕切らない間取りにするなど、工夫すれば良かったなぁと思います。

お風呂を大きめにした関係で脱衣スペースが十分に確保できず、ドアを開けるとひとり着替えるにも窮屈な空間です。脱衣室へのドアは引き戸にしたり、吊戸棚など設置して、これ以上狭くならないよう工夫すればよかったです。

こうした問題を未然に防ぐためには、図面に坪数だけでなく幅や奥行きの長さをcm単位で記入して、シミュレーションしてみるといいでしょう。また、配置したい家具や収納したいモノのサイズ、部屋の幅、奥行き、高さなどが合うかどうかは必ず確認しておきましょう。

間取りに関する失敗③生活動線が考慮されていなかった

生活動線が考慮されていなかった

生活感のないスタイリッシュな内装にしたくて、コンセントが目立たないよう、部屋の四隅に設置しました。このため、ひとつのコンセントで一度に掃除機をかけられず、わざわざコンセントを抜いて移動する手間が不便です。

洗濯動線を考え、浴室や脱衣室、洗面室を、2階の物干しバルコニーの近くにまとめたため、1階に手を洗う場所がなく、お客様が見えてもキッチンで手を洗ってもらうことになってしまっています。廊下に小さな洗面台を設置するなど、今となっては思い浮かびますが、その時は考えもしませんでした。

キッチンボードにはコンセントをふた口付けてもらいましたが、炊飯器、オーブンレンジで使ってしまい、電気ケトルやホームベーカリーはわざわざ延長コードを這わせて使わなければならない事態になってしまいました。さらにミキサーを使うときには、わざわざキッチンをでなければならないという不便さです。せめてキッチンカウンターのほうにもコンセントを設置しておけば良かったと後悔しています。

玄関を広々取ったため、玄関ドアから玄関の照明スイッチまでの距離が結構長く、深夜に帰宅すると真っ暗な中スイッチを手探りで探すことになってしまい、不便に感じています。

こうした問題を未然に防ぐためには、設計・プランニングの段階で、起きてから寝るまでの動線を図面に書き込んでみて、不便なところはないか確かめてみるとよいでしょう。また、扇風機やヒーターなど季節家電を使おうとしたとき、使いたい場所にコンセントがあるかも確認しておくと安心です。

「住宅設備」に関する失敗事例から学ぶ!

住宅設備に関する失敗①キッチン

キッチン

ほとんど動かなくても作業ができる「L型キッチン」に魅力を感じて購入しましたが、大きなシンクをつけ、コンロを3口にしたら、料理を盛り付けたりするための調理スペースがなくなってしまいました。そのクセ手の届かないコーナー部分の奥行きはかなりあって、そのデッドスペースが作業台になったらいいのにといつも思います。

憧れのアイランドキッチンにしたら、料理のにおいが物凄く充満するリビングになってしまいました。吹き抜けがあるせいで、ニンニク料理などは2階までにおってしまいます。不格好でも、壁などを1枚でも設置すればよかったです。

アイランドキッチンは死角が多く、火を使っている横から子供がひょっこり顔を出すとドキッとしてしまいます。買う前は、油がどこにはねて誰が火傷するか分からないなんて考えもしませんでしたが、お子さんが居るご家庭はよく考えた方がよさそうです。

調理用の作業スペースは、最低でも幅45cmは確保できるように計算しておくと良いでしょう。また、アイランドキッチンを取り入れる場合には、におい対策・油はね対策を必ず合わせて検討するようにしましょう。

住宅設備に関する失敗②トイレ

トイレ

トイレは毎日使うものなので、ショールームで実際に体験し、もっとも使い心地の良いものを選びました。ゆったりとした大型で、値段の安いタンク付きの便器を購入し、とても快適になりましたが、トイレのスペースをそこまで大きく確保していなかったため、大きな便器でいっぱいいっぱいな空間となってしまいました。座り心地は最高ですが、毎日の掃除が不便です。

トイレの広さは狭すぎても窮屈ですが、反対に広々と取り過ぎてもペーパーに手が届きにくいなど不便を感じるものです。トイレは便器だけでなく、ペーパーホルダーや間取りも十分に考慮して選ぶようにしましょう。

住宅設備に関する失敗③バスルーム

バスルーム

浴室に小さなテレビを設置しましたが、のんびり入り過ぎて次の人に順番が回ってこなくなり、禁止令が発令されました。使わないなら、高いお金をかけて付けてもらわなくても良かったと後悔しています。

バスルームはショールームなどで体感してみるといろいろなオプションに目移りしてしまいますが、実際には使わなかった・お金の無駄だったという人は少なくありません。たとえば、浴室の音楽設備やミストサウナなど、始めは目新しく使ってみたくなりますが、毎日は使わないのが現実です。よく考えて判断しましょう。

後悔しないためにできることとは?

「家は3回建てないと満足できない」といわれるほど家を建てるのは難しいことです。ほとんどのかたにとっては初めてであろう注文住宅はわからないことだらけなので、後悔はつきもの。ここでは後悔しないためにできることを説明します。

任せっきりにせず自分でも調べる

後悔しないためにできることとは?

どうせよくわからないし、と注文住宅なのに漠然としたイメージだけ伝えて営業の方に任せっきりにするのはよくありません。

営業さんが担当するのはあなただけではないので、任せっきりにするような姿勢では、あなたの本気度を疑われてしまい、対応の優先度を下げられてしまうかもしれません。

もし相談する際は、営業さんが説明や提案をしやすいように、理由と予算を伝えるようにしましょう。たとえば、インテリアを変えたいから見繕って欲しい、だけでなく、理由(デザインや予算の問題で、など)や予算(○万円以内で、など)が明確になっているとスムーズに提案ができるので、優先して対応してもらいやすくなります。

同様に、わからないことがある際も、漠然とではなく具体的に聞くことで、答えやすくなります。

注文住宅に限った話ではありませんが、相手の立場に立って考えることも、藻意識してみてくださいね。

設計士のアドバイスを軽く見ない

設計士は、多くの家を設計してきた注文住宅のプロです。住まいの便利・不便を知り尽くし、あなたの理想の家の欠陥を、的確に見つけてくれます。

せっかく描いた理想の家が否定されるのは悔しいかもしれません。また、設計士がカンに障る言い方だったりすると、反抗心から「これでいいんだ!」と強行で通してしまう方もいます。

しかし、家は今後何十年も住むものです。一時の感情に任せて、せっかくのプロのアドバイスを無視するのは得策ではありません。教えを請うつもりで、話を聞くべきです。

営業の方だけでなく、設計士のアドバイスもしっかりと反芻した上で、理想の住まいを検討していきましょう。

信頼できる担当者を見極める

信頼できる担当者を見極める

結局はこれに尽きます。家を建てる上で最も重要なのは、担当営業の質といっても過言ではありません。

言ったことを守る、時間を守る、適切なタイミングで必要な情報を提供してくれる、など、口コミサイトを見ているとこういった基本的なことすらできない担当者に悩まされる方がたくさんいます。

そういった担当者を見極めるには、やはりいろいろな会社で話を聞いたり、メール問い合わせをして対応力を比較することが重要です。間違ってもフラッと入った展示場で契約を決める、なんてことはしてはいけません。

注文住宅の満足度を左右する「担当者」の見極め方

一方、口コミの文脈から判断すると「俺は客だ」と言わんばかりに善意を要求したり、やりがいを搾取している施主がいるのも事実です。担当者も人間なので、面倒な客はできれば関わりたくありません。

あなたと担当者は対等であることを忘れてはいけません。必要以上にへりくだる必要はありませんが、「こっちは金を払ってるし」と無理難題を押し付けていては、良好な関係を築けません。

担当者がダメだ、と一方的に決め付けず、あなたの言動・態度に問題がないか、もう一度振り返ってみることも大事ですよ。

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