札幌注文住宅相場についてまとめ紹介しています。
札幌の注文住宅各社プランまとめ
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札幌で注文住宅を建てる場合、相場っていくらくらいなの?

注文住宅を建てるときに、しっかりと把握しておきたいのが費用に関する相場です。注文住宅では自分たちの希望を叶えられるというメリットがありますが、費用が際限なくあるわけではないため予算を決めることが重要になります。そこで今回は、札幌で注文住宅を建てるときの事前に知っておきたい相場についてご紹介します。

札幌の注文住宅の費用相場

宅金融支援機構による「フラット35利用者調査」によれば、北海道の構造別注文住宅相場価格は以下の通りです。全国の平均値と比較すると中間よりやや低めといった印象を受けますが、概ね平均的な数値と言えそうです。

木造 鉄骨造 RC造
坪単価 51.2万円/坪 54.1万円/坪 72.7万円/坪
延床面積 39.6坪 42.4坪 59.6坪
総費用 3,338万円 3,506万円 4,238万円

延床面積は実際に建てた面積、総費用は実際に支払った金額の、それぞれ平均値となっています。総費用とは、注文住宅を建てるにあたりかかる費用の総額で、その内訳は大まかに分けて「土地代金」「設計料」「建築工事費」「諸費用」「税金」の5つとなります。

土地代金
土地そのものの価格の他に、「印紙税」「仲介手数料」といった費用が含まれます。また、地盤の強度や建てる家の構法によっては「地盤改良費」がかかるケースもあります。
設計料
設計料とは、設計作業の対価として発生する料金を指します。工事費3~5%前後を設計料として計上するのが一般的なようです。
建築工事費
建築工事費は、さらに細かく「本体工事費」と「別途工事費」の2種類に分けられます。「本体工事費」というのは、いわゆる注文住宅の「本体価格」と呼ばれるもので、建築工事費の内の75~80%が相場です。例えば「本体価格2,000万円」と謳われる家の場合、2,000÷0.75=2,667万円となり、実質的には広告価格よりも600万円以上高くなることが考えられます。一方「別途工事費」は建物以外にかかる費用のことで、ガスや水道などの敷設工事、駐車場や庭などの外構工事などがこれに当たります。目安として建築工事費の内の15~20%と考えておきましょう。
諸費用
諸費用とは、土地・建物には含まれない、別途発生する諸雑費を指します。「登記手数料」「住宅ローン保証料」「物件検査手数料」「仲介手数料」などがこれに含まれます。多くの金融機関では、原則として工事請負契約に含まれるものを住宅ローンの対象としているため、諸費用は自己資金で用意する必要があります。
税金
家づくりにかかる税金は、売買契約書や工事請負契約書を作成するために必要な収入印紙税、不動産取得で登記をしたときにかかる登録免許税、その他固定資産税や不動産取得税などが挙げられます。

諸費用と税金とを合わせた金額が「建築工事費」の7%~10%になるのが一般的だと言われています。つまり、総予算が3,500万円の場合、家にかけられるお金は3,150~3,255万円ということになります。

参照 こちらの記事は、全国の全期間固定金利型住宅ローン「フラット35」利用者データ「建売と注文住宅の割合」を元にしています。出典:https://www.fudosan-navi.com/

注意!「坪単価○万円」だけで判断してはいけない

注意!「坪単価○万円」だけで判断してはいけない

注文住宅にかかる相場価格とその内訳が把握できれば、「坪単価」だけを見て総費用を想定することが間違いだと気付くことができますね。

先に述べた相場価格とその内訳を用い、総費用を算出する計算法についてご紹介いたします。

札幌市に35坪の木造住宅を建てる場合

本体工事費用
宮城県木造住宅の平均坪単価が51.2万円なので、
35坪×51.2万円=1,792万円
別途工事費用
本体工事費用の20%なので、
1,792万円×0.2=358万円
建築工事費用
本体工事費用と別途工事費用の合計なので、
1,792万円+358万円=2,150万円
諸費用
建築工事費用の10%なので、
2,150万円×0.1=215万円
総費用
建築工事費用と諸費用の合計なので、
2,150万円+215万円=2,365万円

単純に坪単価で計算した本体工事費用「1,792万円」と、実際の総費用「2,365万円」の差額は約600万円。とても大きな誤算となってしまうことが分かりますよね。

いくらでどんな家が建つ?プラン別相場観

いくらでどんな家が建つ?プラン別相場観

1,000万円台、2,000万円台、3,000万円台ごとの建築費で、どのような注文住宅が建てられるかをそれぞれご紹介します。

コストを抑えたシンプルなプラン

相場
1,000万円~2,000万円

いわゆるローコスト住宅と言われる価格帯でありながら、家族の暮らし方に合わせた希望の家を作ることが可能です。全国展開をしているハウスメーカーから、地元の工務店まで多くの会社が1000万円台から注文住宅を建築しています。

全国展開をしているハウスメーカーでは、坪単価30万円から自由設計でプランニングをすることができ、家族のだんらんが自然に生まれるようなキッチンと一体化した広いリビングダイニングを備えたプランや、家事の効率アップを考えた空間レイアウトを取り入れた間取りなど、家族のスタイルに合わせた家づくりができます。

また、低価格ながら最長30年保証・点検などのサービスを付加することができるハウスメーカーもあります。

北海道を中心に施工を行っている工務店でも1,000万円台で注文住宅を建築することが可能です。坪単価40万円台から請け負う工務店もあり、自然素材を多用したデザイン性の高い家づくりをしています。

また、札幌市では積雪寒冷地である地域特性に応じて、札幌市独自で策定している「札幌版次世代住宅基準」がありますが、基準の中のハイレベル等級をクリアした高気密・高断熱を実現した家を提供している工務店もあります。厳しい寒さに耐えうる家づくりは寒冷地である札幌市では重要なポイントとなりますが、ローコスト住宅でも機能面で引けをとらない家づくりも可能なのです。

ハウスメーカーや工務店により重きを置くポイントが変わってくるため、機能性やデザイン性など、家族の希望するポイントを明確にすることで、コストを抑えつつも希望の家を作ることができます。

部分的にこだわり要素を取り入れたプラン

相場
2,000万円~3,000万円

2,000万円台のプランであれば、地元のハウスメーカーで、道産材を使用した自然素材にこだわりのある高機能な住宅を作ることが可能です。地元の工務店であれば気密性や断熱性能においても、安心できます。また、積雪による重さにも耐えられる建材を使用しているハウスメーカーもあるなど、地域の特性をよく理解した家づくりをしています。

自由設計にも対応しており、家族に合わせた間取りを取り入れることができる他に、住宅設備に関しても生活スタイルを考慮した設計を取り入れることができます。高気密・高断熱の家は、住み続ける上で必要なランニングコストを抑えることができる点も魅力的です。

希望することがおおむね叶うプラン

相場
3,000万円~4,000万円

全国で建てられている注文住宅の平均的な建築費用は約3,308万円とされています。そのため、3000万円台では希望したことを実現しやすい価格帯であると言えます。今までの価格帯と比較して、予算に余裕があるために機能性とデザイン性の両方を実現することも可能です。しかし、予算に限りがあることには変わりがないため、コストをかけたい部分を絞ることで希望に合った家づくりをすることが可能になります。

注文住宅を建てるなら予算管理が重要!

注文住宅を建てるなら予算管理が重要!

札幌で注文住宅を建てる場合は、前述したように暖かい地域には不要な寒冷地仕様の住宅設備が必要になります。そのため、寒冷地以外の地域で注文住宅を建てる場合よりも高い気密性・断熱性がなければ省エネ基準を満たすことができません。

もちろん、省エネ基準に満たない住宅でも建設は可能ですが、暖房費用などランニングコストにかかる費用が高くなってしまうことが予想されます。建築費用の安さだけを見て建築依頼をするのではなく、機能性もしっかりと考慮する必要があります。

さらに建築費用の中には、外構工事が含まれていない場合もあります。外構工事の費用の確認をするとともに、カーテンレールや照明などの内装工事の費用が含まれているかどうかも確認するようにしましょう。

それらを考慮した上で、建築費用以外の費用も含めた予算管理が必要です。建築費用だけに予算をすべて使ってしまうと、最終的には予算を大きくオーバーしてしまうことになってしまうからです。

まずは予算に合わせて外装や内装のこだわりたい箇所をしっかり絞って、ハウスメーカーや工務店の担当者と打ち合わせを進めていきましょう。

札幌の一戸建ての予算はみんなどれくらい?

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